小樽から追分ソーランラインを
セタカムイ岩
セタカムイ岩
義経伝説
義経がこの地を去るとき 可愛がって飼っていた犬を置いていきました
犬は主人の後を追って荒れ狂う波の中を泳いで船にすがり付こうとしましたが
波が高くてどうしても駄目でした。
そして とうとう犬は波の間に姿を消してしまいました。
やがて 海辺に 遠く主人の名を呼ぶ犬の姿の岩が出来たと言う話
民話より
昔 沖村川の近くに犬と猫を飼っている アイヌが居ました
ある時捕ってきた川魚を焼いて居ました 捕っても美味しい臭いが立ちこめていました
飼っている 犬と猫がそれを ジッと見つめていましたが 主人がチョット目を離した
隙に 猫が我慢できなくなりその川魚をくわえて 逃げ出してしまいました。
それを見ていた犬が 猫を追いかけましたが 猫はどんどん海の方へ逃げ
とうとう海辺の岩まで逃げて来ていました
それでも猫は追ってくる犬を避けて 猫は岩の上の方に登って逃げていきました
岩に登れない犬は 猫が降りて来るまでジッと岩の下で待っていましたが
何時までたっても降りて来ない猫と ジッと降りて来るのを待つ犬は
とうとう岩に成ってしまいました。
昔 セタ・カムイには もう一つ猫岩が有ったそうですが 地震で落ち 今では
犬岩だけが残ったそうです。