山梨の旅 最後
於曽屋敷北東の隅あたり
於曽屋敷北東の隅あたり
wiki>現存最古の日章旗としては、山梨県甲州市の裂石山雲峰寺所蔵のものが知られている。これは天喜4年(1056年)に後冷泉天皇より源頼義へ下賜されたという伝承があり、「御旗」(みはた)と呼ばれて、頼義三男の新羅三郎義光から、義光の系譜に連なる甲斐源氏宗家の甲斐武田家に代々伝えられて家宝とされてきた。『甲斐国志』では長さ六尺四布とあるが、現在は約1/4が欠損している。この伝承が事実であれば、遅くとも11世紀半ばには「白地赤丸」の日の丸が存在していたことになる。真偽のほどは不明ではあるが、中世前半に遡る遺例として貴重であろう。